部品の形状ごとに製作の可否がその場で判断できるところがいい
ものづくりが好きな仲間が展示会でメビーのことを知り、「いいものを見た!」と紹介されたのがきっかけです。
初めて聞いたときは、形状ごとに製作の可否がその場で判断できるところがいいと感じました。
通常ですと、2D図面を描いて試作メーカーに見積もりを依頼し、1~2週間たってから「この設計では加工できない」と言われることがあります。そこから設計変更を行うと時間のロスになりますし、干渉の問題で他の部品にも影響が出て、余分な作業が発生してしまう可能性もあります。しかし、メビーならその場で設計変更しながら作業が進められます。
この差はとても大きいです。
ー 小原氏 ー
図面を描く時間が無くなり、設計サイクルが早くなった
2D図面を描く必要がなくなったことは大きいです。
2D図面を描くのに簡単なもので1~2時間、複雑なものだと2~3日かかります。
見積もりの回答が得られるまで設計が止まってしまうので、結局1つの装置をつくるのに、小さいもので2ヶ月、大きいもので3ヶ月程かかってしまいます。
それが、メビーの導入で小さいものなら3週間くらい、大きいものなら1.5ヶ月くらいで製作できます。
設計サイクルが格段に早くなりました。作業者1人で設計から調達まで行える上に、設計段階でより作り込みができる時間が増えました。
大きいものなら1.5ヶ月くらいで製作できます。
設計サイクルが格段に早くなりました。
ー 小原氏 ー
年間で200万円ものコスト削減
私が年間で設計する部品は約40~50点あります。2D図面作成には1点あたり4時間程度かかるので、すべて2D図面にするとしたら年間でおよそ200時間はかかります。仮に1時間当たりの作業費用を1万円としてコスト換算すると、年間で200万円かかることになります。メビー導入によってその分のコストをまるまる削減していることになります。
量産用部品にもメビーを使っていきたい
現状ではメビーは試作用として使っています。製品の量産のフェーズになると、さらにコスト削減や品質の安定化が求められます。
量産においてもメビーの特性が存分に発揮できると思いますので、積極的に使っていきたいです。
インタビュー動画
インタビュー協力
第43回(2015年) 技能五輪国際大会 金メダルを獲得
株式会社デンソー
生産技術部 生産システム技開室
物流システム革新課
小原 基央様