メビーをご利用のお客さまが製作した部品事例とメビーの活用方法を取材させていただきました。
目次
部品紹介
■お客さま情報
製作者 | K・Yさま |
業種 | 医療器具製造業 |
担当業務 | 機械設計業務 |
メビー利用歴 | 1年以上 |
部品同士をつなぐ工程で使用する治具部品
スライド機構用ブロック
スライド機構部分に使用しています。選択可能な部材の中からコストを重視して、A2017を採用しました。
利用サービス | 切削加工(角物) | 材質 | A2017 |
表面処理 | なし | 公差指定 | 寸法公差、穴径公差 |
出荷日 | 5 日目 | 参考価格 | 6,700円、5,400円 |
操作レバーのブロック
スライド機構操作レバーの架台部分に使用しています。コストを重視して、A2017を採用しました。
利用サービス | 切削加工(角物) | 材質 | A2017 |
表面処理 | なし | 公差指定 | 穴径公差 |
出荷日 | 5日目 | 参考価格 | 3,200円 |
ベースプレート
土台部分に使用しています。こちらもコストを重視して、A2017を採用しました。表面処理に黒アルマイトを施しています。
利用サービス | 切削加工(角物) | 材質 | A2017 |
表面処理 | 黒アルマイト | 公差指定 | 穴径公差 |
出荷日 | 7日目 | 参考価格 | 13,500円 |
メビーを選んだ理由
弊社は医療業界で使用する器具を中心に製造・販売を行っています。今回注文した部品は、自社製品の製造プロセスで部品同士を結ぶ切削部品です。実は、以前同じ部品の試作品をメビーで注文し、その精度確認や設計微調整を行い、流用可能な量産用治具として再度メビーで注文した部品です。
試作部品の調達として試しやすい価格
改良した部品の見積もりを他の加工業者からも取得しましたが、メビーの価格の方が適していたため、採用しました。今回は治具として使用するため、試作品というテスト的な側面もあったので、価格が合致するメビーを試すのに適していました。届いた部品を手にした際には特に違和感はなく、必要な一般公差の精度を満たしており、他の部品との組み立ても問題ありませんでした。
3D CADの新たなメリットを発見
メビーの良かったポイントは、コスト面だけでなく、見積もり回答の迅速さと短納期にもあります。これまでは見積もりに2~3日かかり、実際に注文してから2か月後に納品されることもあったのですが、メビーでは切削加工品がわずか6日ほどで到着するため、納期が非常に早いです。
さらに、3D CADデータのみで注文できる点も大きな利点です。従来の図面調達では、3D CADで設計しても2D図面への書き直し作業が必要でした。そのため、部品数が多い場合や新規の部品が多い場合は正直なところ手間がかかりました。この点で、3Dデータのみで見積もり・注文ができるメビーの魅力が際立ちます。
3Dでデザインした部品は、メビーにアップロードして価格や加工の可否、納期を確認し、そのまま注文できます。すべての部品を2D図面に書き出す必要がないため、非常に便利です。
3D CADを使用するメリットは「部品の干渉確認」「モデリング、全体的なイメージの確認」にとどまっていましたが、メビーを使うことで「部品の見積もり・注文」という新たなメリットが加わりました。
評価のポイント
●3Dデータで価格・納期と加工可否を確認でき、そのまま注文が可能に