メビーの上手な使い方

設計業務を効率化するツール6選!設計・調達の課題を解決する手段を解説

設計業務における「効率化ツール」とは、設計フローの各工程で発生する工数・待ち時間・手戻りを削減するデジタルツール群のことです。設計者の皆さまは日々、加工先への見積依頼と回答待ち、3D CADデータの作図工数、部品スペックの検索・比較といった非効率に直面しているのではないでしょうか。こうした課題は、目的に応じた適切なツールを導入することで大幅に改善できます。

本記事では、機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy(メビー)」を中心に、設計業務を効率化する6つのツールをカテゴリ別にご紹介します。調達の時間短縮から設計工数の削減まで、設計者と購買担当者の手間を大幅に減らす具体的な方法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

設計業務効率化ツールとは──設計フローの課題を解決するデジタル手段

設計者が抱える典型的な非効率

設計業務では、構想設計から詳細設計、部品選定、調達手配に至るまで、複数の工程で時間のロスが発生します。代表的なものとして、加工部品の見積依頼から回答までの待ち時間、図面作成にかかる 作図工数、部品のスペック・コスト・納期を比較検討する手間などが挙げられます。これらは設計者本来の創造的な業務を圧迫し、プロジェクト全体のリードタイム延長を招く要因にもなっています。

効率化ツールの分類

設計業務の効率化ツールは、大きく2つのカテゴリに分けられます。

1つ目は「部品調達」の効率化ツールです。見積取得から発注・出荷までのリードタイムを短縮するもので、メビーが代表例です。メビーマーケットプレイスメビー2DCナビも活用することで、加工部品の手配を大幅に効率化できます。

2つ目は「設計支援」ツールです。CADデータの活用やフレーム構造設計を効率化するもので、RAPiD DesignMISUMI FRAMESが該当します。

まずは自社の設計フローのどこにボトルネックがあるかを見極め、適切なカテゴリのツールを選定することが、効率化の第一歩です。

meviy(メビー)──3D CADデータから即時見積・手配を実現する機械部品調達のAIプラットフォーム

従来の加工部品調達に潜む時間ロスと手間

従来の加工部品調達では、図面を作成し、加工先に見積依頼を送り、回答を待ち、価格交渉を行い、発注するという多段階のプロセスが必要でした。見積回答までに数日から数週間を要することも珍しくなく、複数社への相見積もりとなればさらに時間がかかります。この調達リードタイムが設計全体のスケジュールを圧迫し、設計者や購買担当者の業務負荷を増大させているのが実情です。

導入のメリット──3Dデータをアップロードして1分見積もり・即時加工・最短1日目出荷

こうした調達の課題を一気に解決してくれるのが、「メビー」です。メビーは、3D CADで設計した 機械部品のデータをアップロードするだけで即時見積もりと加工を実現し、最短1日目出荷を可能にした機械部品調達のAIプラットフォームです。

使い方は簡単、3D CADデータをメビーにアップロード、条件を設定して見積確定ボタンをクリックすると、1分で見積完了。そのままMISUMIサイトで注文できます。製造不可の場合は理由をメッセージで確認でき、すぐに設計に反映させることができます。図面加工品の調達時間を大幅短縮することで、設計や購買担当の手間を大幅削減。切削、板金、旋盤、金属、樹脂といった加工はもちろん、豊富な材料と表面処理に対応。治具・機械装置、製品開発の設計をサポートします。

こんな設計者・業務シーンにおすすめ

切削加工や板金加工、旋盤加工の部品を頻繁に調達する設計者の方はもちろん、治具や機械装置の 設計、製品開発において試作・量産部品を短納期で手配したい場面で特に効果を発揮します。「見積待ちの時間を設計検討に充てたい」「調達業務の属人化を解消したい」とお考えの方にもおすすめです。

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meviyマーケットプレイス──複雑形状・大型サイズの加工部品も最短10分で見積取得

複雑形状や大型部品の手配における課題

複雑形状や大型サイズの加工部品は、加工可能な業者を探すこと自体に時間がかかります。さらに新規取引先の開拓、個別の見積交渉、口座開設手続きといったプロセスが重なり、 調達リードタイムがさらに長期化してしまうケースも少なくありません。

導入のメリット──設計データアップロードで条件に合う製造パートナーを提案

そこで、こうした複雑形状や大型部品の手配をスムーズにしてくれるのが、「メビーマーケットプレイス」です。3Dもしくは2Dの設計データをアップロードして見積条件を設定するだけで、条件に合う製造パートナーとマッチング。複数の加工会社に個別で問い合わせる手間を削減できるほか、見積もりや出荷日などの条件を比較・検討する時間も短縮できます。

最短10分で見積取得が可能なうえ、ミスミ会員IDがあれば新規の口座開設なしでそのまま手配できるため、調達にかかる手間を大幅に削減できます。

メビーとの使い分け

メビーが対応する標準的な切削・板金・旋盤加工はメビーで即時見積・発注し、メビーの対応範囲外となる複雑形状や大型サイズの加工部品はメビーマーケットプレイスで手配する──この使い分けにより、加工部品調達のほぼ全領域をカバーできます。

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meviy 2D──2D図面中心の現場でも使える効率化ツール

2D図面文化が残る現場の調達課題

製造業の現場では、3D CADへの完全移行が進んでいない企業も多いのが現状です。長年蓄積された2D図面の資産があり、既存の設計プロセスを急に変更することが難しいケースもあるでしょう。こうした現場では、3Dデータを前提とするツールを導入しても、なかなか活用が進まないという課題が生じます。

導入のメリット──2D図面のアップロードから最短1日で見積回答

そんな2D図面中心の現場でも安心して導入できるのが、「メビー2D」です。メビー2Dは、既存の2D図面をそのまま活用して加工部品の調達を効率化するサービスです。

3Dモデルへの変換が不要なため、2D図面文化が根付いた現場でもスムーズに導入でき、調達業務にかかる手間を着実に削減できます。PDF・DXF・DWGファイルで 図面をアップロードして、依頼内容を入力すると、最短1日で価格と出荷日の回答がわかります。

こんな設計者・業務シーンにおすすめ

3D CADを導入していない、または一部の設計工程で2D図面を併用している現場に適しています。過去の図面資産を活かしながら、調達プロセスの効率化を段階的に進めたいとお考えの企業にも有効です。

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Cナビ──図面を描かずに加工部品を手配

部品選定・作図で設計者が失う時間

設計者が部品や材料を選定する際、カタログの横断検索やスペック比較に多くの時間を費やすことが あります。既製品では希望のサイズが見つからず、代替品の検討やカスタム対応のための作図・見積取得に追加の工数が発生するケースも多いのではないでしょうか。

導入のメリット──図面不要・Web画面上で寸法入力して加工部品を手配

そうした部品選定の悩みを解消してくれるのが、Cナビです。Cナビは、図面を描かずにWebの画面上 で直接寸法を入力し、加工部品を手配できるサービスです。

既製品では希望のサイズが見つからなかった場合でも、必要な寸法を指定するだけで部品を調達できます。

こんな設計者・業務シーンにおすすめ

既製品のサイズバリエーションでは対応できない部品を必要とする場面や、作図の手間を省いて手早く部品を手配したい設計者の方に適しています。部品選定・作図の工数を削減し、設計業務に集中したい場面で効果を発揮します。

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RAPiD Design──CADデータを活用した設計工数の大幅削減

RAPiD Designが解決する設計工数の問題

設計において、部品の3Dモデルを一から作成する作業は大きな工数を占めます。標準部品であっても 、毎回モデリングし直すことで設計着手から完了までの時間が延びてしまうのは、多くの設計者が感じている課題ではないでしょうか。

導入のメリット──配置済みCADデータで即設計開始

こうしたモデリングの手間を大幅に省いてくれるのが、RAPiD Designです。RAPiD Designは、CADソフト(SOLIDWORKS・iCAD SX・Inventor)と連携するアドオンソフト。メカニカル部品を多数収録した3D CADデータライブラリー(ミスミ+他社メーカー)から、3D CADソフトへモデルを直接インポートすることが可能です。

部品モデルを一から作成する必要がなく、設計者はすぐに本来の設計検討に着手でき、設計リードタイムの短縮につながります。

また、RAPiD Designでは、選択した部品を自動でリスト化、一括で見積もりが可能です。さらに加工品の3Dデータはメビーによる詳細見積が取得できます。メビーで取得した型番は、自動でCAD上へ戻すことも可能です。

こんな設計者・業務シーンにおすすめ

標準部品を多用する機械設計や装置設計の現場で特に有効です。モデリング工数を削減し、構想設計や検証に時間を振り向けたい設計者の方に適しています。

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MISUMI FRAMES──フレーム構造設計の効率化と構成最適化

フレーム設計で発生する手戻りと工数

アルミフレームや構造部材を使った設計では、部材の組み合わせ検討、干渉チェック、部材リストの作成といった作業に多くの時間がかかります。構成の見直しが発生するたびに手戻りが生じ、設計工数が膨らんでしまうケースも少なくありません。

導入のメリット──構成検討から部材リスト作成まで一貫対応

そうしたフレーム設計の効率化に力を発揮するのが、MISUMI FRAMESです。MISUMI FRAMESは、お絵描き感覚で本格的な設計ができるアルミフレーム筐体設計ソフトです。 ナットやブラケットの自動配置、CAD連携、部品表作成や見積もり・発注など、設計から発注までの「ムダ」をなくします。

部材の組み合わせをツール上で検討・最適化でき、手戻りの発生を抑えながら設計を進められるため 、作業全体の工数削減に貢献します。また、部品表が自動で作成されるので、型番や数量の入力ミスがありません。見積もりは瞬時に取得が可能、更にミスミサイトと連携、そのまま発注もできます。

こんな設計者・業務シーンにおすすめ

アルミフレームを使った装置設計や生産設備の設計に携わる設計者の方に適しています。一方で、直感的な操作ができ、これまでCAD操作をしたことない方でも簡単にアルミフレームの筐体設計が可能になります。

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まとめ──設計者が今すぐ導入すべき効率化ツールの選び方

設計業務の効率化ツールとは、構想・詳細設計から部品調達までの各フェーズで発生する手間・待ち時間・手戻りを削減するサービス群のことです。設計から調達までの一貫した効率化を実現するには、自社の課題に合わせて適切なツールを選ぶことが重要です。

特に調達の手間を大幅に削減するメビーシリーズを軸に、設計支援ツール(RAPiD Design・MISUMI FRAMES)を組み合わせることで、業務全体の工数を大幅に削減できます 。まずは自社の設計フローにおけるボトルネックを特定し、最も効果の大きい領域からツール導入を進めてみてはいかがでしょうか。