設計も生技も関わるQC(クオリティコントロール)とは。

QC(クオリティコントロール)とは品質管理を意味し、サービスや製品のクオリティ(品質)を維持し、改善・向上させるために用いられる手法です。特に製造業に携わる人ならば「QC」という言葉を聞くことも多いでしょう。今回はQCの手法などについて紹介します。

設計も生技も関わるQC(クオリティコントロール)とは。

QC(クオリティコントロール)とは品質管理の手法

QC(クオリティコントロール)とは品質管理の手法

QC – 品質管理というと、製造業における出荷前検査のようなイメージをもつかもしれません。設計や生技の人が、不具合対策などに用いる印象が強い人もいるでしょう。しかしQCとはお客様に提供する製品やサービスの質をどのように管理し維持していくか、そしてどのような部分に着目すれば改善できるかを、システマチックに管理する方法そのものを指します。ですからQCは製造業だけでなく、サービス業や医療などの現場でも活用されています。

QCの7つ道具とは

QCの7つ道具とは

QCでは現在の状態を視覚的、客観的に分析する手法がまとめられています。
このときに使われるのが、QC7つ道具とよばれる数値データを可視化する方法です。ここに定められている7つの項目を次に紹介します。実際の分析では、これらの道具を状況や目的に応じて使い分けます。

  1. パレート図
    パレート図は、各項目に分けたデータと各項目累積比率を同じグラフの中に表したものです。下図であれば、青い棒グラフが書く項目に分けたデータを、オレンジの折れ線グラフが累積比率を表しています。この図でどの項目の重要度が最も高いかが一目で分かります。

    パレート図

  2. 特性要因図
    特殊要因図は、いわゆるフィッシュボーンチャートとよばれる図です。結果に至った全ての要因を洗い出し、どの要因がどのように関わっているかを可視化し整理します。また重要な要因が何であるかの仮説を立てるのに役立ちます。
  3. グラフ
    グラフにはさまざまな種類がありますが、数値や数値の変化を視覚的に把握するためには非常に役に立つものです。QCでは、折れ線グラフ、棒グラフ、帯グラフ、円グラフ、レーダーチャートなど、私たちが日頃からよく見るグラフなどを活用し、現状の分析を行います。
  4. ヒストグラム
    ヒストグラムは製造業QCにおいては最もよく使われるグラフの一つです。データを区分に分けたものを横軸、それぞれの度数(個数)を縦軸の棒グラフで示します。これにより分布状況やばらつきなどが可視化されます。
  5. 散布図
    散布図は、1つの事象に対し2つのデータをとり、それらの関係を調べる方法です。相関関係の強さや相関の傾向などを見るのに使います。
  6. 管理図
    管理図は時系列に対し、データの変化を調べるための図です。不良品の発生数などを可視化し、発生状況の把握などに役立てられます。
  7. チェックシート
    チェックシートは、決められた手順で決められた作業を行ったかなど、正しい状態をチェックするために必要な項目を並べたものです。一つ一つの項目にチェックを入れながら活用します。

QCの検定と資格

QCの検定と資格

QCにはQC検定という資格があります。1級から4級があり、級の数字が小さいほうが高度な級になります。

資格を持っていなくても、QCの手法を学び、活用することはできます。しかしQC検定を取得していれば、QCに対してどれくらいの知識を持っているかの証明になります。設計や生産技術の部署では、昇進の条件にQC検定の取得が求められている企業もあります。

仮に資格を取得する予定はなくても、資格対策用のテキストなどを活用すると、効率的にQCに関する知識を身につけることができるでしょう。

まとめ

QCとは、品質管理に必要な知識や手法をシステマチックにまとめたものです。QCを実施することで、品質管理をマネジメントしやすくなり、製品やサービスの品質を維持、向上させやすくなります。設計や生技などの現場だけでなく、サービス業などでも活用できます。

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