2021年8月13日(金)よりmeviy FA切削プレートにて、ピン角へのR提案機能をリリースしました。
従来、マシニングで加工不可のピン角がある場合、自動見積失敗となっていました。しかし、多くのお客様からのご要望にお応えし、ピン角に対してRをつけて加工することを自動提案できるようになりました。
これにより、自動見積失敗、モデル修正の手間が大幅に減少します!
★従来はピン角があると自動見積失敗、モデル修正の手間
★ピン角に対するR提案を開始、許容すれば自動見積成功に
★提案するRのサイズは、材質・深さによって自動判定
従来はピン角があると自動見積失敗、モデル修正の手間
図面手配の際、加工屋から「ここRつけて良い?」と質問を受けた経験はありませんか?
下図赤丸部のようにマシニングで加工不可のピン角がある場合、加工屋はR付きの加工を提案することが一般的です。
しかし、meviy FA切削プレートでそのようなピン角がある場合、これまで下図のように自動見積失敗となっていました。
そのため、ピン角箇所を探す、モデルを修正する、再アップロードするという手間が発生していました。
ピン角に対するR提案を開始、許容すれば自動見積成功に
今後、マシニングで加工不可のピン角に対して、R付きの加工を自動提案できるようになりました。Rがつくことを許容頂ければ自動見積成功となり、そのままご注文頂けます。
つまり、ピン角箇所を探す、モデルを修正する、再アップロードするという手間がかからなくなります。
ピン角がある場合、従来の品質同意と同様に、以下の手順でRがつくことを許容頂けます。
(1)モデルをアップロード
※ビューワーでは該当箇所に「ピン角」と表示
(2)品質同意のメッセージ(赤枠部)をダブルクリック
※該当箇所の表示は「R~(提案)」に
(3)「許容する」(赤枠部)を押下
商品は、提案Rサイズ(上図例ではR5)の通りにRが付いた状態で納品します。
なお、ビューワー上のモデル形状が変わる(Rが付く)ことはありません。
提案するRのサイズは、材質・深さによって自動判定
提案するRのサイズは、meviyが自動判定します。以下のように材質・ポケット深さによってRのサイズが決まってきます。
《鉄・プリハードン鋼》
ポケット深さ | 提案Rサイズ |
~10 | 1.5 |
~12 | 2 |
~16 | 2.5 |
~20 | 3 |
~30 | 4 |
~40 | 5 |
~50 | 6 |
~60 | 7 |
~80 | 9 |
80超 | 11 |
《アルミ》
ポケット深さ | 提案Rサイズ |
~12.5 | 1.5 |
~15 | 2 |
~20 | 2.5 |
~25 | 3 |
~30 | 4 |
~40 | 5 |
~50 | 6 |
~60 | 7 |
~80 | 9 |
80超 | 11 |
《SUS》
ポケット深さ | 提案Rサイズ |
~10 | 1.5 |
~12 | 2 |
~16 | 2.5 |
~20 | 3 |
~24 | 4 |
~32 | 5 |
~40 | 6 |
~48 | 7 |
~64 | 9 |
64超 | 11 |
《樹脂》
ポケット深さ | 提案Rサイズ |
~7.5 | 1.5 |
~10 | 2 |
~15 | 2.5 |
~20 | 4 |
~30 | 6 |
~40 | 7 |
40超 | 11 |
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