2024年3月10日から、板金溶接サービスで溶接指示機能の大幅アップデートを行い、新たに「穴付近の溶接ビード削除」と「溶接個別編集機能」が利用できるようになりました
「溶接部と穴が近い時にエラーにより自動見積ができず、モデルを修正していた」
「溶接ビードとボルトの干渉を懸念して、溶接品の依頼を控えていた」
「溶接部ごとに個別に溶接条件を指示できず、希望通りの見積もり・注文ができなかった」
といった困りごとを解決できます。
お客さまの製品種別や利用シーンに応じて、より適切な溶接条件のもと、溶接品を見積もりできます。
この機会にぜひお試しください!
目次
加工事例
材質 SUS304(2B) 板厚違いBOXカバー
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編集機能 | 穴付近の溶接ビード削除 個別指示(片側・両側溶接を混在) |
サイズ | W127mm×H3mm×D6mm | |
板厚 | 3.0mm+6.0mm | |
出荷日 | 6日目 | |
参考価格 | 16,268円 |
材質 SPCC/SPHC 無電解ニッケルメッキ フランジ付きリブ
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編集機能 | 穴付近の溶接ビード削除 |
サイズ | W206.6 mm×H103mm×D 100mm | |
板厚 | 2.3mm+3.2mm | |
出荷日 | 9日目 | |
参考価格 | 14,822円 |
材質 SUS304(2B) 仕切り付きBOX
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編集機能 | 個別指示(内側溶接の除外)※1 |
サイズ | W130mm×*H48mm×*D25mm | |
板厚 | 2.0mm | |
納期 | 6日目 | |
参考価格 | 9,340円 |
※1:溶接工具が入らない部分は個別指示で溶接部位を減らすことができ、これにより価格を抑えることもできます。
操作手順
詳細は操作マニュアル「個別に溶接情報を設定する」からご確認ください。
穴付近の溶接ビード削除
1. 溶接構造としてモデルを見積もり
A) モデルにチェックを入れて[溶接構造にする]を押下
B) 加工方法より[板金溶接]を選択
2. 穴付近の溶接部削除を確認
ボルトやワッシャ等との干渉が想定される穴に近い溶接部が見つかった場合、干渉を回避するため穴付近の溶接ビードは自動で削除されます。
削除された溶接部位を3Dビュワー上で確認してください。
※注意事項欄のメッセージから対象の溶接ビードを確認できます。また溶接情報欄は穴付近の溶接”しない”となります。
※穴付近の溶接ビード部は、板厚ごとにメビーで対応しているタップ穴の最大呼び径を参照しつつ、JIS規格に基づくボルトのワッシャー径の分だけ穴位置から同心円状に削ります。
3. 見積条件を確定し、型番を発行
SPCC/SPHC 無電解ニッケルメッキ_板厚2.0mmで見積もりをした場合
溶接ビードを削除したくない場合、[溶接情報を編集]で開くダイアログから穴付近の溶接を「する」に変更できます。
個別編集機能
1. 溶接構造としてモデルを見積もり
操作手順冒頭と同様に、[溶接構造にする]ボタンまたは加工方法[板金溶接]のボタンで板金溶接プロジェクトを作成してください。
2. 個別指示を設定
3Dビューワーの溶接記号、あるいはツリービューの溶接線情報をダブルクリックし、溶接情報個別指示ダイアログから「溶接方法・溶接方向・穴付近の溶接有無」の項目について、ご希望の指示を選択してください。選択後に「更新]ボタンを押下してください。
編集後は、3Dビューワー上に情報が自動で反映されるためご確認ください。(※溶接方向・穴付近の溶接有無を個別編集したケース)
プロジェクト内に個別指示が存在する時は、溶接情報欄に(個別指示あり)が表示されます。
3Dビューワーでは個別指示を与えた溶接線の表示が更新され、溶接記号には「※」マークが付与されます。「※」がついた溶接線をダブルクリックしてダイアログを起動し、内容の確認や再編集も可能です。
3. 見積条件を確定し、型番を発行
お問い合わせ先
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