
本記事では、メビーの溶接部認識機能の拡張についてご紹介します。ボックスやカバー・オイルパンなどの板金溶接構造において、溶接対象の隙間(スリット幅)が広すぎる3Dモデルでも溶接部として認識できるようになりました。
こんな場面で役立ちます。
- 溶接対象箇所を狭くする操作をせずにモデリングしたボックスやカバー製品
- CAD上では溶接設定しているのに、溶接部として認識されなかったモデル
- 設計データを修正せずに、そのまま見積もりしたいケース
また、自動リモデル機能と併せて認識範囲を拡大したことで、これまで見積対象になりにくかったモデルにも対応可能になりました。
目次
溶接部認識機能の拡張について
メビーの板金溶接では、ボックス角部などのスリット幅が板厚の2倍以下の形状も溶接部として認識可能になりました。自動リモデル機能と組み合わせることで、より多くの板金溶接構造品の自動見積もりに対応します。
今回の機能拡張では、3D CADソフトでボックスモデルを作成する際に発生しやすい、板厚の2倍までのスリット幅を検出し、溶接箇所として判定します。その後、自動リモデル機能によって溶接加工が可能な状態(0.15mm以下)へ自動補正することで、これまで溶接部として認識されにくかった形状にも対応できるようになりました。
これにより、ボックスやカバー・オイルパンなどの製品において、「板金溶接構造を意図して設計したにもかかわらず、メビーで溶接部として自動認識されない」といった課題を解消。設計データの修正工数を抑えながら、よりスムーズに見積もりができます。
自動リモデル機能とは
3Dモデルを板金溶接で製作可能な形状へ変換する機能です。
詳しくはこちらをご確認ください。
設定方法
ユーザー設定の“溶接箇所の判定と認識できるサイズ”では、「板厚の2倍以下」が選択されています。変更が必要な場合は、ユーザー設定画面をご確認ください。

溶接加工が可能な状態へ自動修正
自動リモデル機能により、溶接対象部の隙間(スリット幅)を自動的に補正し、板金溶接による製作が可能な形状へ修正します。

例)溶接加工が可能な状態(0.15mm以下)へ自動修正
注意事項
過剰な溶接部が生成された場合には、前述のユーザー設定の“溶接箇所の判定と認識できるサイズ”を「0.15mm以下」に変更してください。
※変更後に再度モデルのアップロードが必要です。
【板金溶接】のマニュアル
メビーとは
メビーは3D CADで設計した機械部品のデータをアップロードするだけで即時見積もりと加工、最短1日目出荷を可能にした機械部品調達のAIプラットフォーム。図面加工品の調達時間を大幅短縮することで、設計や購買担当の手間を大幅削減。切削・板金・旋盤・金属・樹脂といった加工はもちろん、豊富な材料と表面処理に対応。治具・機械装置、製品開発の設計をサポートします。



