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【切削角物】熱処理サービス開始!高硬度部品を短納期でお届け

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切削角物サービスにおいて熱処理サービスを開始いたしました。これにより対応領域が拡大し、高硬度部品の手配にも対応可能となりました。対象の材質は、SKD11、SCM440、S50C相当です。また、無電解ニッケルメッキ・四三酸化鉄皮膜の表面処理に対応しています。

これまで熱処理品の調達には作図が必要不可欠で、納期に1か月を要するケースも珍しくありませんでした。そうした調達のハードルを、メビーが一気に引き下げます。メビーでは、熱処理を含む角物部品も自動見積もりが可能になりました。短納期かつ高品質な高硬度部品を、よりスムーズに手配できます。

自動車業界や搬送装置など幅広い業界で、強度が必要なワークの受け部や耐摩耗性が求められる部品に最適です。熱処理品の調達先一本化とリードタイム短縮に、ぜひご活用ください!

焼入れ(熱処理)とは?

焼入れとは、金属部品を硬くするために加熱・冷却する熱処理方法で、部品の強度や耐摩耗性を高めるために用いられます。焼入れをすることで部品が衝撃や曲げに強くなり、部品の表面を硬く、耐摩耗性や耐衝撃性を向上させることができます。
自動車業界や搬送装置など幅広い業界で、強度が必要なワークの受け部や耐摩耗性が求められる部品に最適です。
メビーでは、焼入れで納期のばらつきやすい部品をどんな時でも一定の納期で手配ができるうえ、その場で対応可否も判断できます。
調達先の一本化による、安定品質とリードタイム短縮による時間価値をぜひ、体感してください。

参考:全体熱処理を知ろう!焼きなまし、焼きならし、焼入れ、焼きもどしを解説

対応材質

材質・表面処理・出荷日

材質 表面処理 標準納期 短納期
SKD11 無電解ニッケル、

四三酸化鉄皮膜

14日目~ 9日目~

 

SCM440
S50C

※長納期、超短納期は対称外です。
※詳細は技術マニュアルをご確認ください。

サイズ

W150×D150×H60(mm)

※上記寸法を超えるサイズは担当者見積にて承ります。

操作方法

「熱処理」の表示を確認する

3Dビューワー画面で「基本情報」にある「熱処理」の表示を確認します。

3Dビューワー画面で「基本情報」にある「熱処理」の表示を確認

「全体焼入れ」ボタンをクリック

「全体焼入れ」ボタンをクリックすると全体焼入れ指示が可能になります。

「全体焼入れ」ボタンをクリック

硬度を指定する際は、下表に記載の「自動見積もり可能な硬度範囲」内で入力・変更が可能です。
「HRC〇〇」とは、硬度(ロックウェル硬さ:Cスケール)を示しています。例えば、「HRC55~60」のように範囲でご指示ください。
※ただし、「HRC55~57」など範囲が狭すぎる(5未満)場合は、硬度保証が難しくなります。硬度範囲は最低でも5以上の設定をお願いします。

材質 硬度指定初期値 自動見積もり可能な
硬度範囲
SKD11 HRC58~63 HRC50~63
SCM440 HRC50~55 HRC30~55
S50C(相当) HRC45~50 HRC30~50

※技術情報マニュアルはこちら

加工事例

写真  加工事例_SKD11
材質  SKD11 
サイズ  W41.5×D10×H9.9 
出荷日 標準14日目出荷 

短納期9日目出荷  

参考価格  12,339円 別途更新します 

※表中は2025年5月時点の情報

注意事項

  • 焼入れ後に表面の焼け跡落としのため、ブラスト処理を実施する場合がありますが、処理による精度変化はありません。また、ブラスト種類の指定はできません。
  • 仕上げ工程で研削加工が入る場合があります。
  • 研磨指示をしていただくことはできません。精度保証の観点で工場にて判断して実施いたします。
  • 硬度測定痕が残る場合があります。検査箇所の指示をしていただくことはできません。検査箇所の事前確認は、見積もり時にコメントを記入のうえ担当者見積にて承ります。
    ※例文:「硬度測定をする面を事前に教えてください」等

※コメントをいただいても、焼入れ後の製品の状態次第では、指定の場所以外にも測定痕が付く場合もあります。あらかじめご了承ください。

切削角物のマニュアル

熱処理(全体焼入れ)を設定する
品質管理について