課題 |
|
導入効果 |
|
── 事業概要をおしえてください
ものづくり総合案内所として展開
当社は工作機器を持たないファブレスの会社です。お客様のさまざまなニーズに最大限お応えするために、大田区内にあるたくさんの町工場の力を借りて、構想から設計・製造まで一貫して行っています。言わば、「ものづくりの総合案内所」のような位置づけで事業展開を行っています。主なお客様は大手企業の研究所になります。
── 経営課題は?
いかに納期を短くできるか
一般的に、プロトタイピングで求められるのはスピードになります。スピードを上げて短納期で製造することで製品の競争力を向上することができます。いかに、研究開発と構想設計を近づけて、インプットからアウトプットまでの時間を短くするか。当社はお客様と一緒に悩みながら、失敗しながら、共につくり上げていくプロトタイピングを目指しています。
── meviyによってどんな課題が解決されましたか?
1.研究開発のスピードが加速
昨今、町工場において事業承継は大きな問題となっています。多くの町工場と連携してものづくりをしている当社にとって、お付き合いしている工場が廃業となってしまうことは1つのサプライチェーンが切れてしまうことになり、ものづくりができなくなってしまうことを意味します。その点、meviyなら最後まで加工して確実短納期で納品してもらえるので、信頼性がとても高く、リスクの大きな軽減となっています。また、1つのデータで複数の部品を同時に入手できることも頼もしいです。お客様の研究開発のスピードアップのサポートが可能となります。
2.部品の安定供給
1つの部品の納品が遅れると全体の進行が止まってしまいます。そのリスクはとても大きいです。お客様に迷惑をかけるだけでなく、関係するさまざまな業者にも工程変更の依頼など、迷惑が及びます。meviyのサービス形態はそういったリスクの回避を可能とします。経営的にもメンタル的にも金額的にも、リスクが少なくなるので、とてもメリットに感じています。
3.デジタル化による適切な情報管理
見積もりを依頼するときに、2D図面をFAXで送ってしまうと、そこから情報がどこに行ってしまうのか管理できません。また、どこまでが秘密でどこからがオープンの情報なのかの管理もできません。meviyであればデータで管理されるため、情報流出などのリスクを回避でき、適切な情報管理を実現します。
── 今後の展望は?
最後にお客様の笑顔をみるために
昔は不確実な状態で事故が発生するなど、さまざまな経験を積むことが可能でした。ところが今の時代は失敗をしてきている人がとても少ないです。失敗のリスクを減らしてものづくりをすることが求められていますが、私たちはお客様と「計画された失敗」を共有することも重要だと考えます。お客様と一緒に考え、悩んで、ものづくりをする。そして、最後にお客様の笑顔が見る。それがすべてです。
<インタビュー協力>
サンケイエンジニアリング株式会社
代表取締役
土場 義浩 様
サンケイエンジニアリング株式会社 様
研究開発・生産技術部門の顧客に対し、熱プロセスのソリューションを提供。
様々な熱源を駆使し、原理試作から生産設備の設計製作までアジャイルに構築する事を強みに、様々な分野で研究開発者の「駆け込み寺」として活躍している。

代表者 | 土場義浩 様 |
創業 | 2002年10月15日 |
従業員数 | 5人(2020年11月現在) |
所在地 | 東京都大田区本羽田2-7-1 |
WEB | http://www.sankei-eng.com/03.html |