
板金部品の外観品質を左右するヘアラインの筋目方向。今回、板金加工サービスではSUS304(片面ヘアライン)を対象に、筋目の方向を3Dビューワー上で確認・切り替えできる機能を追加しました。見積もりの段階で仕上がりの向きを確認できるため、意図しない方向で製作されるリスクを低減できます。
本機能のポイント
- ヘアライン方向を3Dビューワー上で確認できる
- 長手方向・短手方向を画面上で切り替え可能
- 見積前に仕上がり方向を確認できる
目次
ヘアラインとは
ヘアラインとは、金属の表面に一方向の細かな筋目をつけた仕上げのことで、髪の毛のような連続した線模様が特徴です。ステンレスの外装パネルや装置カバーなど、見た目の美しさが求められる部品に多く使われ、指紋や小さな傷が目立ちにくいという利点もあります。
筋目には方向があるため、部品のどの向きに筋目が入るかによって、仕上がりの印象や隣接する部品との統一感が変わります。板金部品では、展開形状の長い辺に沿った方向を「長手方向」、短い辺に沿った方向を「短手方向」と呼びます。
参考記事:SUS304-HL(ヘアライン材)とは?用途やメリット・デメリットなどの基礎知識を紹介
ヘアライン方向を確認・指定できるようになりました
メビーの板金加工で材質に「SUS304(片面ヘアライン)」を選ぶと、3Dビューワー上にヘアライン方向が表示されます。長手方向・短手方向は画面上で切り替えられるため、3Dモデルを見ながら仕上がりを確認できます。長手方向は自動見積もり、短手方向は担当者見積として対応可能です。
見積もりの段階で筋目の向きを視覚的に確認できるので、意図しない方向での仕上がりといった認識の違いを防ぎます。組付け後の見栄えを設計段階で検討したい場合にも役立ちます。
こんな課題の解決に役立ちます
- ヘアラインの筋目がどの方向に入るのか、見積もりの時点で確認したい
- 隣り合う部品と筋目の向きをそろえ、装置全体の見栄えを統一したい
- 短手方向で見積もりを依頼したいが、指定方法が分からず手間がかかっている
活用シーン・部品例
FA装置や産業機械をはじめ、店舗設備や建築内装など、ステンレスの外観品質や意匠性が求められるさまざまな用途で活用できます。
- 装置カバー:正面から見た際に筋目を縦方向で統一したい場合
- 操作盤:操作パネル全体で筋目の向きをそろえたい場合
- 外装パネル:複数のパネルを並べた際に意図した外観に仕上げたい場合
ヘアライン方向の指定方法
ヘアライン方向は、新たな設定画面を開くことなく、3Dモデルを見ながら直感的に切り替えられます。
1)材質で「SUS304(片面ヘアライン)」を選択します。3Dビューワー上のモデル付近に、ヘアライン方向が表示されます。

2)方向を変更したい場合は、「ヘアライン方向 >」をダブルクリックします。長手方向と短手方向が切り替わります。
3)長手方向のままの場合は、自動見積もりで価格・出荷日をすぐに確認できます。短手方向に切り替えた場合は、担当者見積として案件ごとに価格・出荷日を回答します。
※長手方向を一つに定められない形状では「メビーにおまかせ」と表示されます。表示される方向は参考で、筋目の方向はメビーで判断して製作します。方向を指定したい場合は、コメントでご指示いただくと担当者見積で対応します。
仕様・対応範囲
材質
本機能は、メビー板金加工で対応している以下の材質で利用できます。
対応材質
- SUS304(片面ヘアライン)
板金加工の対象材質・表面処理については、技術・操作マニュアル「材質・表面処理・サイズ」をご覧ください。
サイズ
- SUS304(片面ヘアライン)の加工可能範囲に準じます
※方向によって材料の取り方や加工可能なサイズが変わる場合は、担当者見積で確認のうえ回答します。
出荷日
- 通常の板金部品と同じ出荷日です
※短手方向など担当者見積となる場合は、案件ごとに出荷日を回答します。
注意事項
- 板金溶接部品には対応していません
- 2026年10月5日以降にアップロードしたモデルが対象です
操作・技術マニュアル
メビーとは
メビーは3D CADで設計した機械部品のデータをアップロードするだけで即時見積もりと加工、最短1日目出荷を可能にした機械部品調達のAIプラットフォームです。図面加工品の調達時間を大幅短縮することで、設計や購買担当の手間を大幅に削減します。切削・板金・旋盤・金属・樹脂といった加工はもちろん、豊富な材料と表面処理に対応。治具・機械装置、製品開発の設計をサポートします。



