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Newスポット溶接加工の仕様

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スポット溶接加工にて製作を行う際の加工および品質については以下をご確認ください。

スポット溶接加工について

加工方法

  • 製品形状により、工場にて上下式とテーブル式のスポット溶接加工機を使い分けして加工を行います。
  • 上下式とテーブル式ではスポット溶接痕が異なり、上下式では2枚の板の重ね合わせ部の両面にスポット痕として凹み部が形成されますが、テーブル式ではテーブルに平置きした面にはスポット痕の凹みが形成されません。
  • 凹みの深さはテーブル式が大きくなる傾向があります。

加工方向(スポット溶接時の加圧方向)

  • 加工方向は工場にて製造時に製品形状により決定します。
  • 加工方向を指定したい場合は、その他追加指示欄に記載の上、担当者見積をご利用ください。
  •  

スポット溶接箇所数

  • 1つの面溶接部あたりスポット溶接が2箇所以上、加工可能な箇所をスポット溶接で自動見積可能範囲としています。
  • 1箇所のみ加工可能と判定された場合は、任意でスポット溶接加工を選択することができます。ただし担当者見積となります。

スポット溶接痕の仕上げ

  • スポット溶接痕の仕上げ有無は材質により一律の方法で行います。
  • 詳細は下表を参照ください。
材質 仕上げ方法
SPCC/SPHC
処理なし
※仮止め付近は焼け取り
SECC 処理なし
SUS304(2B) 電解研磨による焼け取り
SUS430(2B) 電解研磨による焼け取り
A5052 スポット痕付近のみグラインダー仕上げ
※表面処理に関係なく、材質で仕上げ方法を決定します

仮止め

  • スポット溶接加工時のパーツ位置ずれ防止のため、仮止めを行う場合があります。
  • 仮止めは板厚面(側面)に数点、不可の場合は側面の目立たない位置に実施します。
  • A5052材の仮止めは、棒指しての溶接となるため鉄やステンレス系と比べてややサイズが大きくなります。

スポット溶接部の外観

スポット溶接加工品の材質x表面処理別の外観は下表を参照ください。

材質 表面処理/仕上げ 外観
SPCC/SPHC なし
無電解ニッケルメッキ
粉体塗装
SECC(電気亜鉛メッキ鋼板) 電気亜鉛メッキ
SUS304 2B
SUS430 2B
A5052 なし
スポット痕の凹み部に細かい凹凸が生じる場合があります
※スポット溶接痕が円形状に近いものを正常な溶接加工として扱います
良い例
悪い例

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