溶接箇所の判定と認識できるサイズ
最終更新日:2024/01/25
板金溶接サービスでは、3Dモデルの要素間の距離が0.15㎜以内の部位を検出し、溶接箇所と判定します。溶接部として判定される個所、判定されない箇所は以下をご確認ください。
溶接部として判定される箇所
![](https://jp.meviy.misumi-ec.com/help/ja/wp-content/uploads/2023/02/15168_01.png)
複数のソリッドで構成される3Dモデル
ソリッド間の距離が0.15mm以下の部位を溶接箇所として認識します。
![単一のソリッドで構成される3Dモデル](https://jp.meviy.misumi-ec.com/help/ja/wp-content/uploads/2023/02/15168_02.png)
単一のソリッドで構成される3Dモデル
1枚の板金パーツで成立する形状のうち、0.15mm以内の隙間がある部位について溶接箇所と認識します。
ポイント
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1枚の板金パーツで成立する形状で、0.15mm以内のスリット部分は溶接箇所と判定します。溶接不要の選択はできません。溶接不要箇所については0.15mmより大きい幅のスリットを追加ください。
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左図のボックスの場合、ボックスの角部も溶接対象となります。※切欠きの大きさが板厚の2倍以内(1辺あたり)、かつ曲げと溶接部が交差する角が90度以上のモデリングが条件です。
3Dビューワー上でもハイライト表示されます。詳しくは「モデリングの基本ルール」をご確認ください。
片方の部材に穴があるモデル |
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両方の部材に穴があるモデル |
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重ね合わせた板平面に存在する穴部
図のように、重ね合わせた部位において、1つないしは複数パーツに穴がある3Dモデルでは、穴の内周(赤枠部)を溶接部として認識します。
穴種 | 溶接部と判定されるサイズ |
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丸穴 |
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長穴 | 長穴先端部が
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角穴 |
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溶接部として判定されない箇所
![複数のソリッドで構成される3Dモデル](https://jp.meviy.misumi-ec.com/help/ja/wp-content/uploads/2023/02/15168_03.png)
複数のソリッドで構成される3Dモデル
ソリッド間の距離が0.15mmより大きい部位は、溶接箇所として認識できません。
![単一のソリッドで構成される3Dモデル](https://jp.meviy.misumi-ec.com/help/ja/wp-content/uploads/2022/12/15168_04.png)
単一のソリッドで構成される3Dモデル
1枚の板金パーツで成立する形状のうち、0.15mmより大きい隙間がある部位は溶接箇所として認識できません。
![板平面を重ねた溶接部](https://jp.meviy.misumi-ec.com/help/ja/wp-content/uploads/2022/12/15168_05.png)
板平面を重ねた溶接部
- 左図のように、L字パーツの板平面と板平面を重ねた3Dモデルでは、L字曲げ部の辺は溶接箇所として認識できません。
- 曲げ部の無い辺は溶接箇所として認識します。
![斜め配置の板パーツ](https://jp.meviy.misumi-ec.com/help/ja/wp-content/uploads/2022/12/15168_06.png)
斜め配置の板パーツ
斜めに配置されている2つのソリッド間は、溶接箇所として認識できません。
![](https://jp.meviy.misumi-ec.com/help/ja/wp-content/uploads/2023/11/15168_10.png)
曲面の接触部
曲げの内側などの曲面は、ソリッド間距離に関わらず溶接箇所として認識できません。