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溶接箇所の判定と認識できるサイズ

板金溶接サービスでは、3Dモデルの要素間の距離が0.15㎜以内の部位を検出し、溶接箇所と判定します。溶接部として判定される個所、判定されない箇所は以下をご確認ください。

溶接部として判定される箇所

複数のソリッドで構成される3Dモデル

ソリッド間の距離が0.15mm以下の部位を溶接箇所として認識します。
単一のソリッドで構成される3Dモデル

単一のソリッドで構成される3Dモデル

1枚の板金パーツで成立する形状のうち、0.15mm以内の隙間がある部位について溶接箇所と認識します。

ポイント

  • 1枚の板金パーツで成立する形状で、0.15mm以内のスリット部分は溶接箇所と判定します。溶接不要の選択はできません。
    溶接不要箇所については0.15mmより大きい幅のスリットを追加ください。
  • 左図のボックスの場合、ボックスの角部も溶接対象となります。
    ※切欠きの大きさが板厚の2倍以内(1辺あたり)、かつ曲げと溶接部が交差する角が90度以上のモデリングが条件です。
    3Dビューワー上でもハイライト表示されます。詳しくは「モデリングの基本ルール」をご確認ください。
片方の部材に穴があるモデル
両方の部材に穴があるモデル

重ね合わせた板平面に存在する穴部

図のように、重ね合わせた部位において、1つないしは複数パーツに穴がある3Dモデルでは、穴の内周(赤枠部)を溶接部として認識します。
穴種 溶接部と判定されるサイズ
丸穴
  • 板厚3mm未満Φ6以上~
  • 板厚3mm以上Φ11以上~
長穴 長穴先端部が
  • 板厚3mm未満Φ6以上~
  • 板厚3mm以上Φ11以上~
角穴
  • 制限なし

溶接部として判定されない箇所

複数のソリッドで構成される3Dモデル

複数のソリッドで構成される3Dモデル

ソリッド間の距離が0.15mmより大きい部位は、溶接箇所として認識できません。
単一のソリッドで構成される3Dモデル

単一のソリッドで構成される3Dモデル

1枚の板金パーツで成立する形状のうち、0.15mmより大きい隙間がある部位は溶接箇所として認識できません。
板平面を重ねた溶接部

板平面を重ねた溶接部

  • 左図のように、L字パーツの板平面と板平面を重ねた3Dモデルでは、L字曲げ部の辺は溶接箇所として認識できません。
  • 曲げ部の無い辺は溶接箇所として認識します。
斜め配置の板パーツ

斜め配置の板パーツ

斜めに配置されている2つのソリッド間は、溶接箇所として認識できません。

曲面の接触部

曲げの内側などの曲面は、ソリッド間距離に関わらず溶接箇所として認識できません。