最終更新日:2024/05/21
切削角物の全技術情報「使い方-詳細マニュアル(PDF版)」はコチラ >>
PDF ダウンロード
直方体の材料面に垂直/平行の6方向からの加工が可能です。直方体に対して角度の必要な加工は専用の冶具が必要となるためサービス対象外となります。
※6面方向に対して斜めの加工は3軸マシニングでは加工不可
以下では緑色の箇所は対象形状となるポイント、黄色の箇所はその箇所が原因でサービス対象外形状になるポイントを表します。
黄色箇所の形状を変更及び削除することで対象形状に変更することが可能です。
ポケット形状加工(エンドミルによる切削加工範囲)はエンドミルのみで6方向から加工可能な形状がサービス対象形状となります。
下記には一例を記載します。
周囲4面が囲まれ閉じられているポケットの場合、下図左側のように貫通・非貫通関わらずその隅部4箇所に内Rが存在しない場合、全てサービス対象外形状となります。(ポケットはエンドミルで加工するためピン角は不可)
下図のように面取りをつける場合、C15以下なら対象形状となります。(C15超の面取りはエンドミルで加工するため下図のような口元面取りは不可)
周囲4面が囲まれていないポケットの場合、内Rが存在しない場合でも対象形状になる事があります。
ただし下図の様な非貫通の場合にはRが存在しないとサービス対象外形状となります。(加工方向にエンドミル径のRが必ず付くため)
外Rがポケットにつく場合エンドミルがRに対して水平に入らない形状はサービス対象外形状となります。
下図のように面取りをつける場合、C15以下なら対象形状となります。ただし下図右の様な形状の場合、エンドミルでの面取り加工が可能なためC15超でも対象形状となります。
下図のような形状の場合、面取りカッターで加工するため面取り交差部に上図左及び中央の様なRが付きます。
穴はポケットと異なり、多方向からの加工でも対象形状となります。ザグリ形状の場合、下の段に複数個穴が開いている場合や長穴の場合でも対象形状となります。
2段以上の穴に関しては2段のみ対象形状になります。下図左の様な中段の穴が最小の形状のみ対象形状となります(弊社システム都合上)。下図中央並びに右の様な上から段形状となる穴や中段が最大穴(中ぐり)といった形状はサービス対象外形状となります。
長穴も穴と同じく多方向からの加工並びにザグリに対して複数長穴や穴が開いている場合でも対象形状となります。
2段以上でも対応可能です。下図右の様な中段が最大長穴(中ぐり)形状はサービス対象外形状ですが、穴と異なり下図中央の様な上から段形状の場合は対象形状となります。
穴や長穴の口元に面取りを付ける場合C15以下で無ければサービス対象外形状となります。また穴や長穴の口元外Rが付く場合サービス対象外形状となります。
穴、長穴の隅部にRが付く場合、そのRが0.5超ならばサービス対象外形状となります。
隅部にC面取りまたはR0.5以下のRが付く場合、モデルと仕上がりの形状が異なることがあります。(下図左の様な座ぐり形状にR及び面取りが付く場合はエンドミルで加工するため隅はピン角~R0.5、下図右の様な精度穴orタップ穴+下穴形状の場合はドリル加工のため傾斜面が付きます)
曲面に面取り、Rが付く場合サービス対象外形状となります。
評価の取り消しは評価した記事一覧にて可能です。
↑