Newスポット溶接加工と仕上げ

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溶接情報全体指示欄にてスポット溶接にチェックを入れて更新すると、2枚の板平面が重なっている箇所をスポット溶接としてお見積もりすることが可能です。スポット溶接指示をしている場合は、すべてのスポット溶接可能な箇所に対して適用されます。

 

※2枚の板平面が重なっている箇所の面積が小さく、1点加工限界値を満たせない場合はスポット溶接加工不可と判定され、溶接情報全体指示欄にてスポット溶接にチェックを入れていても当該箇所は通常溶接としてお見積もりします。スポット溶接の加工限界は「加工限界の範囲」を参照ください。

スポット溶接部の加工

加工方法

製品形状により、定置式とテーブル式のスポット溶接加工機を使い分けて加工を行います。加工機は製作工場にて決定します。
スポット溶接痕の見た目がやや異なり、定置式では2枚の板の重ね合わせ部の両面にスポット痕として凹み部が形成されますが、テーブル式ではテーブル電極に平置きした面にはスポット痕の凹み部が形成されません。
なお、凹み部の深さはテーブル式の方が大きくなる傾向があります。

 

スポット溶接加工機の指定がある場合は、その他追加指示欄に記載のうえ、担当者見積をご利用ください。

定置式 加工イメージ

テーブル式 加工イメージ

スポット数パターン

2枚の板平面の重なり部(以降、面溶接部と記載)1箇所あたりのスポット溶接数を3パターンから選択可能です。1面あたりN点、といった具体的な数値指定はできません。また、面溶接部が複数ある場合も、すべての面溶接部に対して選択したスポット数パターンが適用されます。

面溶接部ごとに具体的なスポット溶接点数を指定したい場合は、その他追加指示欄に記載のうえ、担当者見積をご利用ください。

  • 通常:デフォルトでは通常となっています。
  • 多め:面溶接1面あたりのスポット溶接点数が多めになるようにmeviy側で配置します。
  • 少なめ:面溶接1面あたりのスポット溶接点数が少なめになるようにmeviy側で配置します。
 

注意

面溶接部の大きさによっては、スポット数パターンで「多め」または「少なめ」を選択していても、「通常」の場合とスポット溶接点数が変わらない場合があります。
その際は注意事項にメッセージ「見積可能なスポット数パターンに変更しました」を表示します。
スポット数パターン:通常 選択時
スポット数パターン:少なめ 選択時 「通常」と同じく4点スポット溶接

1面あたりのスポット溶接部位認識数

面溶接部1面あたりのスポット溶接点数が2点以上の場合、自動見積もりの対象となります。

面溶接部あたりのスポット数2点以上:自動見積もり対象

1面あたり1点のみスポット溶接認識された際は、以下に該当する場合は自動見積もり、該当しない場合は強度不足懸念のため担当者見積となります。

  • 同一パーツ内の面溶接部であり、その面溶接部のスポット溶接点数が1点の場合(下図①)
  • 2パーツ間の面溶接部であるが、その面溶接部以外にも当該2パーツ間を溶接する箇所がある場合(下図②)
    ※ただし、別の溶接する箇所もスポット溶接1点のみの面溶接部である場合は、2箇所の面溶接部が同軸上にないことが自動見積もり条件に追加されます。

① 同一パーツ内でスポット数1点:自動見積もり対象

② 2パーツ間でスポット数1点 x 2面:自動見積もり対象

スポット溶接部の仕上げ

仕上げ

・スポット溶接の仕上げ:
  • スポット溶接箇所の仕上げは、通常溶接(アーク溶接、レーザー溶接)で選択した溶接仕上げ種類に関係なく、材質によって特定の仕上げ方法を実施します。
  • 詳細は「仕上げ加工基準」を参照ください。

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