3Dモデルと仕上りに差異が生じる形状

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製造は3D CADデータが正となりますが、加工上以下の場合は3Dモデルと仕上がりに差異が生じます。

旋盤部品の「角部・隅部」仕上がり形状の留意点

仕上がりに差異が生じる例と注意点をご確認ください。
ピン角モデリング形状
ピン角モデリング形状​
角部のC0.5/R0.5以下のモデリング形状
角部のC0.5/R0.5未満のモデリング形状
実際の加工後の仕上がり形状
実際の加工後の仕上がり形状

ポイント

下記条件の仕上がりとなります。
  • 角部がC/R0.5未満のモデルは、C/R0.1~0.4mmもしくは糸面取りになります。
  • 円筒隅部が0.5未満の場合、R0~R0.4mmの仕上がりになります(モデルに逃げ溝がない場合)
    →逃げ溝をモデリングせずに「隅R0指定」する場合はこちらから

注意

  • C0.5mm以上でモデリングされた場合、3Dデータ通りに加工します。
  • R0.5mm以上でモデリングされた場合、3Dデータ通りに加工します。

注意

「面取り不可」指定は対応していません。

 

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外径溝入れ加工

内径溝入れ加工

センタ穴の留意点

端面に開けたセンタ穴はワークを保持し、製品回転時の芯ブレを防止する目的に使用します。
長尺加工の際に芯を支えるため、センタ穴が仕上がりに含まれます。
センタ穴の留意点

注意

  • 「センタ穴残り不可」を選択可能ですが、加工可能形状に制約が入り対応不可になります。その際には画面左上の「注意事項」をご確認ください。
  • 形状によっては自動見積範囲が狭まる恐れがございます。

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①不可を選択すると引き出し線が表示します。
②内径が空いていると引き出し線は表示しません。

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